行野明設計工房's diary

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【快適計画】始動!~パジェロミニを傷物に???3Dプリンタでエアコンフィルターを後付け~


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初めまして。
行野明設計工房です。

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へたくそな絵で大変恐縮ですが、この初代のパジェロミニに対して3Dプリンタを駆使しながら最近の車には付いているある快適装備を取り付けてみたいと思います。

それが今や軽自動車にでもついているカーエアコン用のフィルター。これを付けてみます。

まずは、エアコンフィルターの選定からしていきたいと思います。

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パジェロミニのエアコン吸気口は、寸法がだいたい150mm四方で厚さが20mmくらいになります。

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この寸法に合うエアコンフィルターを探してみたのですが残念ながら見つかりませんでした。

いろいろと模索しながら、まずはこのようなファンネル状の物を検討してみました。

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しかし、これでは分厚すぎて取り付け出来ませんでした。

続いてはこのような形状のものを検討しました。

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こちらは空気の流れ的に良くないと思われ、おそらくグローブボックスと干渉します。ということで、更に別の形状を検討しました。


検討を重ね最終的に完成したのがこちら。

自動車関連の某SNSで見つけた記事を真似してしまいました。エアコンフィルターをハサミやカッターでカットし、150mm四方に加工しました。

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このフィルターは、ekワゴンやアイ用として売られているモノタロウさんの活性炭入りフィルターなのですが、活性炭がボロボロこぼれてきてきたので、もし同じことをされる方は掃除できる場所や新聞紙の上で作業されることをお勧めします。

車体側のブラケットは、空気の圧力にフィルターが負けないよう、出口側をTの字にしました。


入り口側は、フィルターが入りやすいようにガイド状にしています。

加えて、空気がきれいに流れるように内外気を切り替える装置のところにはこのような板を取り付けました。

隙間は、定番のアルミテープチューンを施しておきます(笑)

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続いて、フィルターが出し入れできるように唯一の車体側加工に取り掛かりました。

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今回はリューターを使って切ってみました。

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普段は主にホットナイフを使用しているのですが、回転する工具は緊張しますね。

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あとは、蓋ですね。蓋はこのような感じの物を作りました。

少しでも印刷時間を削減したくて中をくりぬいてみたのですが、結局サポート材が必要だったのでそれほど時間の削減にならず時間が掛かりました。ということで完成しました。これで、花粉症持ちの私でも快適なドライブが楽しめるようになったかなと思います。ここまでお読み頂きありがとうございました。次回はまた3Dプリンタを使って、別の事にチャレンジしてみたいと思います。

それではまた。

行野明設計工房