【エアコン操作パネルを動かす!】 ~パジェロミニのインパネ改造計画⑧~(温度調整ダイヤル編②)
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— 行野明設計工房:いのあせっけいこうぼう (@Inoatecment) 2021年2月11日
こんばんは。
行野明設計工房です。
本日は前回からの続きで、温度調整ダイヤルを機能させるためのリンク機構を検討していきたいと思います。
余談なのですが、リンク機構の作成が完了するまでは、このような感じで針金を使用しフラップを固定して何とか凌いでいました。暑いなと感じた時は、ブロアーの風量で調整していました。
ということで、まずはどういう配置にするのかを検討した上で進めることにしました。このような感じで、軌跡を描きながら最適な配置を求めていきます。
線がいっぱいで分かりづらいと思いますが、このような感じでリンクの動きを確認しています。
そして完成したのがこちらですね。ワイヤーの引張度合いを調整するためにカムのような形にしてみました。しかしながら、これに問題がありまして戻り側が上手く動かないのです。
なので、また他に手立てがないか考えてみました。
そして数パターンほど検討した後、いきなり最終版に行くんですけれども最後はこんな感じに落ち着きました。
カムのような感じのものは実現が難しかったので無難にリンク機構にしました。本当は操作パネル内に収まる薄さにしたかったのですが、なかなか実現が難しくナットが少し飛び出てしまいました。それと採寸を少しミスしていたので嵩上げ用のスペーサも後で作成しています。
温度調整ダイヤルは、これで何とかうまく動かすことが出来ました!
所々苦肉の策みたいなところもあるのですが、とりあえずはこれで行ってみようと思います。
次回からは、風向調整ダイヤルの検討に入ります。風向調整ダイヤルはかなり難易度が高くて本当に苦労しました。いかに車側を加工せずにうまく機能させられるか。これは設計者としての腕の見せ所かなと思い頑張りましたので、ぜひ次回もご覧頂けますと幸いです。
ということで、本日もご覧頂きありがとうございました!
行野明設計工房